シンガポールで携帯電話の通信プランを変更したいと思ったことはありませんか?通信費を節約したい、より便利なサービスを利用したい、そんな理由でMNP(Mobile Number Portability)に興味を持つ方は多いでしょう。
しかし日本だったらいざ知らず、「英語の手続きが難しそう…」と感じて一歩踏み出せない方もいるのではないでしょうか?
本記事では、実際に私がMyRepublicからZero1へ乗り換えた体験を基に、シンガポールでのMNP手順を詳しく解説します。日本と同じくらい簡単に進められるので、ぜひ挑戦してみてください!
この記事は、4G回線契約の料金を表記しています。5G回線の場合は、記載している料金よりも高くなりますのでご注意ください。
なぜMNPをやろうと思ったか?
そもそも、なぜ私がMNPをしようと思ったか?
それは。。。My Republicが何度も「Sim無し」になってしまったからです。
渡航してから妻の分も含めて、物理Simを2枚利用していました。
最初の1年くらいは問題なかったのですが、ある時、急にスマホ上に「Sim無し」の文字が。。。My Republicは実店舗がある為、相談した所すぐに無償でSimを交換してくれました。しかし、また数か月後に「Sim無し」の表示が。。。
自分のスマホだけならまだ構わないのですが、妻の分も同様の現象が出始めてしまい、My Republic側も原因不明とのことで打つ手なし。。。緊急事態などがあってケータイが使えなかったら困ると思い、通信会社を変更する事にしました。
(余談ですが、ほかの駐在員で同社を利用している方もいましたが問題なく使えているとの事でした。今でも原因はよく分かりません)
MNPとは?シンガポールでの基本知識
MNPの概要
MNPとは、現在使用している電話番号をそのまま維持しながら別の通信事業者に乗り換える制度です。これにより、手間なく新しいプランに切り替えられます。
シンガポールでの特徴
- 手続きはオンラインで完了することが多く、プロバイダーによっては数時間以内に完了します。
- 手数料はほとんど発生しませんが、現在の契約の解約条件を確認する必要があります。
(一部の大手プロバイダでは年契約の縛りを設けていることがあり、そのパターンだと解約手数料が発生する可能性があります。Zero1でも、契約期間が切れた後にMNP、というのが通常の流れになっています)
MyRepublicからZero1へのMNP手続きの流れ
必要な準備物
- パスポートまたはFINカード(EP等の外国人登録証)
- 現在のプロバイダーの契約IDやアカウント情報
手順
Zero1の公式サイトでプランを選択し、申し込む
(妻の分は、私のEPに紐づいていたのでNoを選択、その場合は追加情報を入力する必要があります)
Simカードの受け取り方法は郵送や、郵便局(Singpost)での受取が可能です。後者の場合、メールで通知がきたら郵便局にEPを持っていき、本人確認後、Simを受け取ります。
↓のような感じのメールが届きます!
英語での手続きが不安な方へのサポート
よく使う英語フレーズ例
- “I would like to port my number to another provider.”(番号を別のプロバイダーに移行したいです)
- “Could you provide me with my MNP code?”(MNPコードを教えてください)
簡単に使えるテンプレート
カスタマーサポートへのメール例:
サポートを受ける方法
- プロバイダーのお問い合わせ窓口にメールもしくは電話
- 各プロバイダーの公式サイトにはチャット機能がある場合があります。質問を入力すると、AIまたはスタッフが対応してくれます。(※Zero1にはチャット機能は備わってなさそうなので、ここはマイナスポイントです)
- シンガポールの公式言語は英語なので、正確な言葉で伝えることが重要ですが、簡単なフレーズで十分伝わります。
実際に乗り換えて感じたメリットと注意点
Zero1の魅力
- 月額料金が非常にリーズナブル(100GBプランで月S$7.06)
- 無駄のないシンプルなプラン構成
- カスタマーサポートの対応が迅速
注意点
- 乗り換え直後はSMSの受信設定が正しく反映されないことがあるため、確認が必要です。
- 契約プランの条件を見落とさないようにしましょう。特に、自動更新の有無をチェックしてください。
他のプロバイダーとの比較
Zero1以外にも、シンガポールには多くの通信プロバイダーがあり、それぞれ特徴があります。以下に、いくつかのプロバイダーの基本情報を紹介します。
プロバイダー名 | 主なプラン内容 |
---|---|
MyRepublic | 月S$8.71で188GB (4G回線) |
Circles.Life | 月S$10.8で20GB (4G回線) |
Singtel | 月S$35で60GB (5G回線) |
StarHub | 月S$15で100GB (5G回線) |
M1 | 月S$14.95で150GB (5G回線) |
Zero1はコストパフォーマンスの面で優れていますが、大容量データプランや5G回線を重視する場合は、M1やStarHubも検討に値します。自身の使用状況に合わせて選ぶことが大切です。また、これ以外にもシンガポールには数多くの格安Simプランがあり、ご自身の使用用途(節約第一か、大容量プランか、速度重視で5Gも視野に入れるか)に応じて選択するのが良いかと思います。
まとめと次のアクション
シンガポールでのMNP手続きは、日本と比べても非常にシンプルで負担が少ないです。MyRepublicからZero1への乗り換えを通じて、通信費の節約やプランの最適化が実現しましたし、何より1回MNPをやったことで、今後もし同様のことがあってもスムーズに出来そうだ!という自信がつきました。
もしも英語での手続きに不安がある方も、今回の記事で紹介した手順やテンプレートを参考にすれば、スムーズに進められるはずです。
これを機会に、ぜひあなたもMNPでお得な通信プランへ乗り換えてみませんか?