シンガポールに来て、本当に現金を使わなくなりましたよね。私も最初は戸惑いましたが、今では財布に現金がないことも珍しくありません。コーヒーショップでのちょっとした支払いから、レストランでの会食まで、すべてカード一枚で済んでしまう便利さは手放せません。何なら、iPhoneにクレカを登録していたらケータイだけで財布なんて持ち歩く必要もないくらいです。
ただ、この便利さと裏腹に気をつけなければならないのが、カードの不正利用です。実はクレカを作って数か月して、不正利用を発見した事があります↓。
この時は即座にUOBに電話、カードを利用停止して事なきを得ました。また後日、不正利用された金額も全額戻ってきました。この時の経験から、日ごろどんな対策を講じればいいかまとめてみました!
なぜ駐在員が狙われやすいの?
シンガポールでは最近、オンラインショッピングの急増やスキミング被害の報告が相次いでいます。現地では”Scam”という言葉をよく耳にしますが(迷惑な詐欺電話も”Scam Call”なんて呼ばれてますよね)、特に日本人駐在員は要注意です。
というのも、私たち駐在員には共通する弱点があるんです:
- 給与が比較的高く、高額取引が日常的
- 英語での緊急対応に慣れていない
- 手持ち資金が多いわりに、セキュリティ意識が甘いことも…
もしカードの不正利用が見つかったら?3ステップ対応
ステップ1:とにかく即停止!
まず、使っている銀行やカード会社の緊急ホットラインに電話です。幸い、シンガポールの主要銀行(UOB、OCBC、DBS)は24時間体制で対応してくれます。深夜でも躊躇せずに連絡しましょう。
ステップ2:証拠を残して報告
不審な取引は全部スクリーンショットを撮っておきましょう。警察への報告が必要になることもあるので、シンガポール警察のeサービス(i-witness)も知っておくと安心です。私の場合は一週間以内に返金されていたので、このレポートは提出していませんでしたが、、、本来は提出すべきだったかもしれません。
ステップ3:新しいカードの準備
銀行に連絡して、新しいカードを発行してもらいましょう。調査中でも、仮カードを出してくれる銀行もありますよ。UOBの場合は、即座に窓口で新しいカードを発行できました。もちろんカード番号が変わっているので、LazadaやAmazon等、登録されているカード番号をすべて変更しなければいけない手間が発生、、、。「面倒くさいな、、」と思ってましたが、意外と一つ一つ対応していけば数10分で終わりました。
忘れちゃいけない追加対応
関連サービスへの連絡
たとえばAmazonで不正利用されたなら、Amazonにも連絡が必要です。この機会に二段階認証も設定しておくと、より安全ですね。
他のカードもチェック
最初はデビットカードだけ作って、数ヶ月後にクレジットカードを作るというパターンが多いと思います。クレカの方は再発行したからホッと一安心、、、する前に、鉄は熱いうちに打てという事で、デビットカードの明細もすべてチェックしましょう。こちらも知らぬうちに不正利用されているかもしれません。
日頃からできる予防策
- 通知設定を活用する
銀行アプリの通知、めんどくさがらずに設定しましょう。私も最初は通知が多すぎて面倒に感じましたが、慣れるとむしろ安心感があります。 - 利用限度額の設定
使わない時間帯は限度額を下げておくとか、海外利用を制限するとか。ちょっとした工夫で被害を最小限に抑えられます。私自身はSGD5,000に設定しています。 - 定期チェックの習慣化
月1回は明細をチェック。特に小額の不正利用は見逃しやすいので要注意です。 - 銀行アプリを使いこなす
主要銀行のアプリには便利な機能が満載。カード停止も数タップでできちゃいます。
まとめ
キャッシュレス社会のシンガポール、便利さを享受しながら、しっかりと対策も講じておきましょう。この記事で紹介した対応策を知っておくだけでも、いざというときの心の準備になるはずです。