どうも、べるかです!
シンガポールへの赴任準備は忙しいものです。しかし、その中でも 日本の銀行口座の整理 は忘れてはいけない重要なステップです。放置しておくと、次のようなトラブルが起こる可能性があります。
- 長期間利用しない口座が休眠状態となり、資産にアクセスできなくなる。
- 海外からの利用が想定されていない口座が多いと、緊急時に対応が難しくなる。
- 複数の口座をそのままにしておくと管理が複雑化し、余計な手数料が発生する。
- 管理が行き届かず、不正アクセスのリスクにさらされる。
そこで、赴任前に不要な口座を解約し、必要な手続きを済ませることで、効率的かつ安全に資産を管理できるようになります。この記事では、具体的な手順をわかりやすく解説します。
不要な銀行口座を解約しよう
解約すべき口座の見極めポイント
以下のような口座は解約を検討しましょう:
- 長期間利用していない口座
月々の利用がない口座や記憶から消えている口座は解約の対象です。 - 手数料が高い口座
海外利用時に維持費や送金手数料が高くなる口座は見直しが必要です。 - ネットバンキング未対応の口座
海外からアクセスできない口座は利便性が低くなります。ネットバンキングが利用可能かどうか必ず確認しましょう。
解約時に必要な書類と手続き方法
銀行口座を解約する際には、次の書類を準備してください:
- 本人確認書類(運転免許証、パスポートなど)
- 銀行の通帳やキャッシュカード
- 印鑑(必要な場合)
解約手続きは基本的に銀行の窓口で行います。ただし、事前に必要書類や予約の有無を確認しておくとスムーズです。
海外対応の銀行口座を準備する
ネットバンキングの利用設定
海外赴任中に最も頼りになるのがネットバンキングです。次の設定を確認しましょう:
- 海外からのログイン対応状況
- ワンタイムパスワードやセキュリティ設定の確認
- 振込限度額の変更
主要な日本の銀行(例:三菱UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行)では、ネットバンキングの利用が可能です。但し注意点として、居住者口座⇒非居住者口座になり、利用できなくなるサービスがあります。例えば、三菱UFJ銀行で非居住者口座を利用の場合、アプリのみでの送金が出来ず、物理トークンを発行する事になります。
その他の準備
銀行対応の他にも準備すべき事があります。ここでは、特に注意すべき点として、VPNサービス契約と携帯電話番号の維持(海外でもSMSが受信できる通信会社との契約)について解説します。
VPNサービスの契約
海外から銀行アプリを立ち上げる際、VPNサービスを通じて立ち上げた方が良いケースもあります。
例えば、日本国内でしか利用を想定されていないようなアプリの場合、VPNを日本に設定して立ち上げるとうまくいく、といったイメージです。
携帯電話番号の維持(海外でもSMSが受信できる通信会社との契約)
海外対応の銀行口座でも送金などを実行する際、SMSでの二段階認証を求められるケースがあります。
このSMSは基本的に、日本の携帯電話番号に送られるので、日本の携帯電話番号維持が必要です。かつ、通信会社によってはSMS受信が日本に限られているケースもあるので、海外対応している通信会社であるかどうかは必ず確認が必要です。
また、SMS受信は銀行に限らず、その他のサービスでも必要になるケースがあります。
例えば、メルカリなどは二段階認証をデフォルトで設定している為、SMS受信ができないとログインできなくなります。こういった事からも、海外SMS受信が可能な手段を残しておく方が便利です。
まとめ:赴任前に口座整理をすることで資産管理の不安を解消!
海外赴任前に日本の銀行口座を整理しておけば、現地での生活がよりスムーズになります。不要な口座の解約やネットバンキングの設定は、想像以上に簡単です。早めに準備を始め、安心してシンガポールでの新生活を迎えましょう!