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生活費を徹底比較!シンガポールの費用相場

どうも、べるかです!

シンガポールは「世界で最も物価が高い国」の一つとして知られています。駐在生活を控えた多くの方が、日本で働くよりも補填はいくらかあるとはいえ、

生活費はいくら必要なのか
どの項目にどれだけ費用を割くべきなのか
日本円をどれだけ持参する必要があるのか

といった疑問や不安を大なり小なり感じているのではないでしょうか。

この記事では、シンガポールでの生活費相場を解説しながら、節約のポイントもご紹介します。予算計画の参考にして、スムーズに駐在生活をスタートさせましょう。

1. シンガポールの生活費を構成する主な項目

日本とあまり変わりはないですが、主な生活費項目を挙げてみました。
このうち、家賃と教育費が非常に大きな割合を占めると思いますが、駐在員であれば基本的にこの項目は会社から補填されるかとは思います。

  • 家賃: 賃料、共益費、差し入れ保証金、仲介手数料
  • 食費: 食材費、外食費、テイクアウト、日本食材費
  • 交通費: 電車・バス運賃、タクシー・配車アプリ費用、駐車料金
  • 教育費: 授業料、教材費、制服代、習い事の月謝
  • 通信費: 携帯電話代、インターネット費用、ストリーミングサービス料金
  • 光熱費: 電気代、水道代、ガス代
  • 日用品費: 洗剤、トイレットペーパー、ベビー用品、美容用品
  • 医療費:病院での診察代、歯科治療費など

2. 各費用項目の相場と節約ポイント

以下は各項目の相場と節約ポイントです。賃料と教育費以外の相場・節約ポイントを挙げてみました。

食費

  • 相場:
    • 外食
      • ローカルフード(ホーカーセンター):1食S$5〜10
      • 日本食レストラン:1食S$20〜40
    • スーパー
      • 日本食品:輸入品は日本の2倍以上
      • ローカル食品:日本と同等~1.5倍
  • 節約ポイント: ローカルフードを取り入れる、ドン・キホーテなどのプロモーションを活用する。

交通費

  • 相場: 月S$100〜200程度
  • 節約ポイント: タクシーや配車アプリの使用を控える、自転車の活用を検討。

通信費

  • 相場:
    • 格安SIMプラン:月S$10〜50
    • 自宅インターネット:月S$40〜100
  • 節約ポイント: 格安SIMや家族共有プランを選ぶ。インターネット込みの住宅を検討

光熱費

  • 相場: 月S$150〜300程度
  • 節約ポイント: エアコンの設定温度を28℃以上に保つ、電力効率の良い家電を使用する。室外機+扇風機を利用し、エアコンの使用を控える

日用品費

  • 相場: 月S$50〜100程度
  • 節約ポイント: ローカルブランドやPB品、プロモーションを活用する。

参考:賃料、教育費、医療費、歯科治療費

参考までですが、賃料と教育費の相場は以下の通りです。

  • 賃料:月S$4,000~6,000(3~4人家族_3LDKの場合)
  • 教育費:日本人向け教育機関の場合、以下のとおり
    幼稚園:月S$2,000~3,000前後
    小・中学校:月S$1,000前後
    高校:月S$3,000前後
  • 医療費:1回の診察でS$200~300くらいが目安(病気による)
  • 歯科治療費:定期的なメンテナンスでS$300前後

3. 他国との生活費比較:日本や主要都市との違い

他国と比較して、資源のほとんどを輸入に頼っている所もあり、生活費はかなり高いです。イメージ的には、ほとんどのものやサービスが日本の2倍はすると考えていいかと。逆に近隣諸国の物価が低いので、マレーシアまで買い物に行ったりするご家庭もあるとか。

  • 日本とシンガポールの比較:
    • 家賃は日本の2〜3倍以上。
    • 食費は外食中心の場合、日本より若干高い。
  • 東南アジア他国との比較:
    • 物価は周辺諸国の約3〜5倍。
    • 生活水準が高い分、費用も高額。

4. シンガポールで生活費を抑えるコツ

生活費で大きな割合を占めてくるのは、食費と交通費に加えて、日本で契約していたサブスクリプション費用が継続している事もあり注意が必要です。

  • 公共交通機関を活用: タクシーを減らし、電車やバスを活用する。
  • ローカルフードを積極的に利用: 高級レストランを控え、ホーカーでの食事を取り入れる。
  • 見えない支出に注意:意識しないうちに日本の銀行口座やクレカから使用していないサービスの料金が引き落とされている事も。出国前に一度、継続すべき支出・不要な支出を整理した方が良いかと思います。

5. 執筆者の生活費公開

家族4人(夫婦+未就学児1人+乳幼児1人)での1か月の生活費を公開します。
なるべく節約を心掛ける一方、あまり根詰めてもしょうがないと考えている為、過剰に切り詰めた生活はしていません。このうち、家賃全額と教育費9割ほどは会社負担となっています。
*この他、医療費も発生しますが、それについては保険で求償可能な為、記載していません。
*毎月の支出把握方法については別記事で書きたいと思います!

  • 家賃: S$5,100(郊外のコンドミニアム)
  • 食費: S$1,500(自炊中心+週1~2回の外食)
  • 交通費: S$50(公共交通機関利用)
  • 教育費: S$2,200(日本人向け幼稚園+習い事(英語))
  • 通信費: S$60(Simカード2枚+自宅インターネット)
  • 光熱費: S$300(エアコン使用多め)
  • 日用品費: S$200(紙おむつや乳幼児品がメイン)

合計: S$9,390(うち個人負担S$2,310 会社負担S$7,080)

おわりに:コストを把握してシンガポール生活を楽しもう!

シンガポールの生活費は高いですが、計画的な管理と工夫次第で無駄を抑えることができますし、大きく貯蓄額を伸ばす事が可能です。この記事を参考に、予算を立て、快適な駐在生活を楽しんでください!